視覚と嗅覚両方から楽しむことができるのが
KAORU(香)ハーバリウムの良さです
私達人間には一般的に五感といわれる、「嗅覚」「視覚」「聴覚」「味覚」「体性感覚」が備わっていると言われています。
その中の匂いを感じる「嗅覚」。
空間には様々な匂いの分子がありますが、その匂いの粒子を鼻腔の上部にある嗅上皮(きゅうじょうひ)と言われる皮膚がキャッチします。
そこにはにおいをキャッチする役割の嗅細胞があるからです。
そして人は約400種類の嗅覚受容体といわれる嗅覚センサーを持ち、匂いの違いや濃淡の違いをかぎ分けています。
ちなみに犬は人間の2倍の約800種類と言われています。
さて、鼻でキャッチされた司令は次にどこに行くのでしょう?
答えは嗅覚の以下に示す特徴にあります。
特徴1 慣れるけどリセットも早い
同じ匂いを嗅ぎ続けていると、嗅覚がその匂いに慣れて最初の匂いがわからなくなったり、新たな匂いを正確に感じ取れなかったりします。
その場合その空間を離れると嗅覚がリセットされ、離れた場所の匂いに馴染みます。
このことは多くの方がすでに経験済のことと思います。
特徴2 嫌な匂いは完全に消臭
自分にとって不快で臭いと感じる悪臭は誰にとってもいやなものです。
人の嗅覚は個人差はあれどとても敏感です。
腐臭など取り除きたい臭いはほとんどなくなってもまだ敏感に感じとると言われています。
消臭は、ほぼ100%が必要となるということになります。
特徴3 香りは奥深い
自分はこの匂い好きと思っても、他の人はそうでもなかったり、匂いが強すぎると感じたり反対だったり好みはいろいろです。
香りの好みはひとそれぞれであることを時として忘れがちになります。
知っておきましょう。
一般的にバラの香りは好まれていますが、バラの品種によってもずいぶん違います。
甘い香り、スパイシーな香り、爽やかな香りなど。
5月頃や秋バラに時期にどの花の香りが好み?
と楽しむのは花好きな方にとっては癒やしの時間でもあります。
1輪の花の中にはそれぞれ多くの種類の匂い分子から成り立っています。
このことからも香りは単純に構成されているわけではなくて奥深いものであることをうかがい知ることができます。
特徴4 本能を刺激される
嗅覚センターからの匂いの伝わり方が、他の感覚と大きく違う特徴があります。
嗅覚 | ①受容体(鼻腔)→②嗅上皮→③大脳辺縁系 |
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視覚 | ①受容体(目)→②網膜→③大脳新皮質→④大脳辺縁系 |
大脳は、一番外側の、脳全体を被っている部分つまり大脳の表面を「大脳新皮質」と呼んでいます。
「大脳新皮質」では理性を司どり、感情のコントロールが行われています。
その内側に「大脳新皮質」にくるまれた旧皮質・古皮質(海馬・梨状葉とも呼ばれ記憶や臭覚に関係があると言われている)を「大脳辺縁系」と称されます。
嗅覚はいきなり「大脳辺縁系」に届きストレートに本能が刺激を受けます。
他の視覚や聴覚などが、視床や大脳新皮質を経て「大脳辺縁系」へ到達するのに対し、嗅覚は嗅神経からダイレクトに「大脳辺縁系」へ入ります。
嗅覚が人間の五感のなかで最も原始的であり、本能的な感覚です。
匂いを感じることにより理屈抜きで好き嫌いの感情が湧きおこりますし、匂いを嗅ぐことで過去のその匂いの経験、記憶が蘇ったりもします。
嗅覚の特徴はKAORU(香)ハーバリウムを楽しく学ぶ上で是非知っていて欲しい知識です。
KAORU(香)ハーバリウムにいれる香りは何を使えば良いのでしょう。
開催日時 | 講師と受講生が都合のつく日に開催します。 詳しくは認定教室にお問い合わせください。 |
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フレグランスコース | ¥21,780(税込)
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所要時間 | 約3時間(※多少前後する場合があります。) |
ご予約 | レッスン料は前納となっております。ご予約がお決まりになられましたら指定の口座に受講料をお振込みください。ご入金確認後にご予約の確定とさせていただきます。 |
定員 | 1名~4名 |
持参物 |
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受講後、生徒様にお渡しするもの |
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受講者特典 |
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備考 |
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KAORU(香)コースについて
- ベースのオイルにフレグランスをどのくらい入れたら良いのでしょう?
一般的にはベースオイルの2%~4%となっていますが、好みでもう少し香りが欲しい時には継ぎ足してください。
2%とは100mlのベースオイルに2mlのフレグランスです。
レッスンではフレグランスオイルを使いますが、精油を使われる場合は殆どのボトルが1滴0.05mlですので40滴必要です。
- リードスティックは何本立てればよいのでしょう?
本数が多いほど香りの拡散がなされますが、レッスンでは3・4本をおすすめしています。
- 香りが薄くなってきた時どうすれば良いでしょう?
ボトルの中を拡散させたり、リードステックを逆さまにしてみましょう。足りない場合はフレグランスを継ぎ足しましょう。
- 破棄はどうしたら良いでしょう?
ハーバリウムのオイル同様にしてください。 その他オイルの取扱についても同様です。